Zスコアとは?「いつもと違う」を数字で測る考え方
「今日の下落は2σ(シグマ)です」と言われても、理系の授業を思い出して身構えてしまいますよね。でもZスコアの考え方はとてもシンプルで、相場を見るうえで強力な武器になります。
Zスコアは「普段と比べてどれだけ外れているか」
Zスコア(標準得点)とは、ある値が平均からどれだけ離れているかを、「普段のばらつき」を基準にして測った数字です。難しく聞こえますが、やっていることは日常的な感覚と同じです。
たとえば、いつも前後1%くらいで動く通貨が、ある日3%下落したとします。これは「普段の3倍ほど大きく動いた」ということ。この「普段の何倍か」を正確に表したのがZスコアです。
なぜパーセントだけでは足りないのか
前の記事でも触れたとおり、「3%の下落」が大きいかどうかは対象によります。普段おとなしい資産の3%と、普段から荒い資産の3%では、驚きの度合いがまるで違う。パーセントだけ見ると、この違いを見逃します。
Zスコアはその対象の「普段の動き」を基準にするので、異なる資産どうしでも「どれくらい異常か」を公平に比べられます。株も為替も暗号資産も、同じものさしで横断的に見られるわけです。
2σ・3σの目安
- ±2σ(Zスコア 2前後):統計的には、だいたい20回に1回くらいしか起きない動き。「普段よりかなり大きい」と判断する目安。
- ±3σ(Zスコア 3前後):数百回に1回レベルの、かなり稀な動き。相場が大きく荒れているサイン。
もちろん相場は数学の教科書どおりには動かず、3σ級の動きが教科書の計算より頻繁に起きることも知られています。それでも「今日の動きが普段の何倍か」を一瞬で把握できるZスコアは、異常を見つける出発点として非常に便利です。
marketzawa での使われ方
marketzawa は、このZスコアと出来高比を組み合わせて、各対象の「ざわつき度」を計算しています。各カードに表示される「Zスコア +2.9」のような数字は、まさに「今日はどれだけいつもと違うか」を表しています。
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