相場の見方ガイド

イールドカーブの見方|金利から景気を読む(順イールド・逆イールド)

「逆イールドが景気後退のサイン」――ニュースで見かけるけれど難しそうな言葉。でもイールドカーブの考え方は、一度つかめば相場を立体的に見る強力な道具になります。

イールドカーブとは「期間ごとの金利の並び」

お金を貸すと利息(金利)がつきます。国にお金を貸す「国債」にも金利があり、貸す期間によって金利は変わります。3ヶ月、2年、10年、30年……この「期間ごとの金利」を並べて線でつないだものが、イールドカーブ(利回り曲線)です。

順イールドと逆イールド

順イールド(通常の形)

ふつうは、長くお金を貸すほど金利は高くなります。長期間のほうがリスクも不確実性も大きいからです。つまり「短期の金利 < 長期の金利」。右肩上がりのこの形を順イールドと呼び、健全な状態とされます。

逆イールド(逆転した形)

ところが時々、短期の金利が長期の金利を上回ることがあります。「短期 > 長期」の逆転状態、これが逆イールドです。

なぜ逆イールドが「景気後退のサイン」なのか

逆イールドは、市場参加者の多くが「この先、景気が悪くなって金利が下がるだろう」と予想している時に起きやすい形です。将来の利下げを見込むお金が長期国債に集まり、長期金利が押し下げられるためです。

歴史的に、逆イールドが発生したあとに景気後退が訪れるケースが繰り返し観測されてきました。そのため、逆イールドは「市場からの警告」として世界中の投資家が注目しています。ただし「逆イールド=すぐ暴落」ではなく、あくまで中長期の目安である点には注意が必要です。

金利は「相場の背骨」

金利は株にも為替にも効いてきます。金利が上がればハイテク株には逆風、為替にも影響する――金利は相場全体を支える背骨のような存在です。marketzawa では、3ヶ月・10年などの米国債金利と、その「10年−3ヶ月」のイールドカーブ(順/逆)を毎朝表示しています。金利の変化は、他の資産を読むうえでの大切な前提になります。

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本記事は相場・投資の基礎的な考え方を解説した情報提供を目的とするものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終判断はご自身の責任で行ってください。相場に「絶対」はなく、本記事の内容が将来の結果を保証するものではありません。